たしか、この日のステージは撮影した時の観客の頭で隠れる部分を考え、舞台全体を20センチ程度上げて行われた。
また、「MOVIE2」の武道館部分でも確認できるステージ横の巨大な動くサーチライトをこの日も使用したが、野外だけに航空関係の問題などを事前に確認した。
このライブの撮影はビデオテープではなく、フィルムを使っていた。撮影に使ったフィルムは最大20分程度しか録画できないので、事前に収録する曲を決め、時間を計算し、曲の途中でフィルム切れが無いように準備して行われたが、監督である板屋氏の実験的な撮影方法が多く、関係者が見てもイマイチ意味不明である。
後日、監督に聞いたところ、「サービス」は観客の縦ノリを表し、「おかしな二人」は左に消えた民生が右から出てくる事がやりたかったそうである(詳しくは作品を見てください)。まさに意味不明。よくこの撮影方法でOKが出た物である。21世紀になっても理解に苦しむのであった。
ジャケット、ブックレット共に4人のメンバーで写る。
レコーディング中に川西がモヒカンにした。
発売日のこの日は大阪近鉄小劇場でライブ。
なぜかアルバムタイトル名のツアーは10月からスタートする。
6月には阿部義晴がキーボードで正式加入。
アルバムタイトルの由来は、ケンカをしている子供が泣きながらぶつかって行く時のような、無茶な攻撃をイメージしてつけたんだと当時言っていた。
メンバー数人は合宿生活をしていた大塚の駅前にあったレコード屋に行ったようだが、入荷ナシ。
他の店に行く事もなかったようだ。ちなみに当時は12インチのアナログ盤もあった。
ちなみにタイトルの「BOOM」は流行などの“○○ブーム”の意味ではなく、ブームスタンドなど、自由自在に向きを変えるの意味を込めて命名したと当時は言っていた。
大塚住民の名誉の為に書くが、メンバーがチェックしに行ったレコード屋は大塚の中でも演歌など、流行を追わない店。駅の反対側には若者が行くレコード屋もあった。→ただ、メンバーは買いに行かなかったので、知らなかったと思われる。