4日後の10/24からは『嵐のケダモノツアー』がスタートという、ツアー準備の真っ最中。
ちなみこの時に使用したウクレレはFamous ukulele社製のモデル名がFU-120Pという楕円型のウクレレで、レコーディング直前に入手し、ツアーでも使用された。
ビデオは下着姿の女性が写っており、これまた軽い放送自粛に追い込まれた。
カップリングの「PTA」は、この時期人気爆発中だったTMネットワークを意識した曲で、後日、TMネットワークのラジオ番組に奥田が出演した。
冒頭のセリフは当時のマネージャー達による。先生が原田、生徒が鈴木である。
夏のイベント直後にNYでのレコーディングとなったため、本作品のリリースに向けた写真撮影のスケジュールが取れず、ジャケットはリハーサルスタジオの壁に幕を張り、撮影された。撮影時にはスタジオに椅子を持ち込み、マイクスタンドの向きを変えたり、地味な努力をしたが地味なイメージはぬぐいきれない。さらにCDのキャップ(キャッチコピーなどが書かれた“帯”と呼ばれる左ハジの部分」で川西が見えなくなってしまう自体が発生、急遽キャップに穴を開け、キャッチコピーを“この人がドラム”とした、いつもの詰めの甘い結果となった。
※丸い穴が開いていたのは初回から数年で、価格が下がった現在発売されている商品だと赤いキャップに「グッとお求めやすくなりました。」というコピーで川西は完全に隠れてしまっている。こう
いった素敵なキャップも穴1つ開いているだけで特殊仕様という事なのでしょうか?
前日には同フジテレビの「夜のヒットスタジオR&N」に出演、イベント翌日の7/23には北海道キャンペーン。東京に戻った7/25にはフジテレビ「夜のヒットスタジオ・スーパー」出演という、フジテレビのテーマソングらしい動きになった。
この曲のレコーディング中に川西の腕の調子が悪くなり、急遽ドラムをサンプリングした。
プロモーションビデオは全裸の白人女性数人がメンバーの回りを歩いているという刺激的なビデオだったが、各局で放送自粛となり、あまりプロモーションにならなかった。記録では撮影されたのはシングル発売から一ヶ月ほど経った8/27となっており、タイミングもズレズレで、あげく放送自粛という、いつもながら詰めの甘い結果となってしまった。
坂上氏を起用したインパクトは強く、解散後に発表された「UNICORN MOVIE 6 THE VERY RUST OF UNICORN」にも収録されているが、朝の情報番組のインタビューも受けている。
この時期、民生はSPARKS GO GOとTHE BAND HAS NO NAMEの前身となるバンド『モダーンズ』の活動を行っており、翌日の9/2は新潟県民会館でライブを行っている。
記録によると9/18には音楽番組「歌のトップテン」出演となってる。
モダーンズは8/25に大阪国際交流センターでのライブを見たディレクターの松浦氏の閃きによって、数週間後にはLAでのレコーディングへと続くのであった。
このシングルヴァージョンはアルバムに収録されたものとはMIXが異なり、よく聞くと間奏部分のSEで「テシマー!」という声などが聞こえる。これは坂上氏の歌を取った後にメンバーにより追加された。
※この曲は野球アニメのテーマソングの依頼があって作られた曲だが、採用されなかった。
※間奏で聞こえる女性ヴォーカルはPSY・Sのチャカさん。
札幌営業所のメンバーと共にレコード店を回ったり、局に行ったりし、翌日は札幌市民会館でのライブであった。
このアルバムは特殊仕様盤の15万枚は緑地に赤で「服部」とプリントされた巾着袋入りと、袋無しの通常盤が発売された。オリコン初登場の時は特殊仕様盤と通常盤の製品番号が異なるため、別々にランクインした。
ジャケットの人物は東京の下町で鳶をしていた中村さんという方で、ジャケット制作の関係者の知り合い。
氣志團が2004年に発表したアルバム「TOO FAST TO LIVE TOO YOUNG TO DIE」で15年振りにジャケットを飾っている。(それもガクラン&リーゼント姿で)